みなさん、英作文の勉強してますか?
多くの国立大学志望の人、一部の国際系の大学などでは、入試で
昨今では英語の4技能の必要性が問われているので、今後「ライディング(英作文)」を課す大学入試は間違いなく増えることでしょう。
ただ、英作文の勉強って、普通の問題とちがって自力で「○×」の採点がしづらいから難しいですよね。
それに作文の教え方も、先生によって結構違ったりします。凄い先生の教え方は本当に凄いですが、逆にザコな先生の英作文は本当にひどかったりします汗
というわけで今回は、「英作文」はそもそもどんな科目なのか、
英作文には2種類ある
ひとくくりに英作文(ライディング)といっても、大きく分けて
・条件英作文
・自由英作文
条件英作文は、「○○という表現を使って、~という意味の文を作りなさい」みたいな、
自由英作文は、「○○について、あなたなりの意見を述べなさい。」みたいに、あるテーマだけ与えられて、あとは
入試で問われるのは、だいたいこの2つのどちらかです。
条件英作文か自由英作文かで、やるべき対策が変わってくるので、それぞれに合った対策を覚えておきましょう。
条件英作文は、○○だけ覚えろ
まずは条件英作文からお話しします。
条件英作文では、問題文のなかで「この文法事項や単語を使え」みたいに指定をしてきます。
その指定に対し、いかに正しい文法で答えられるかが○×の鍵となります。
つまり、言ってしまえば、条件英作文は
指定された文法事項を使って正しく文を作れれば勝ち、というワケです。
ってことで、条件英作文の勉強はまず「文法」から始めましょう。
文法は「例文暗記」しろ
ただ、文法を学ぶときには1つ注意があります。
絶対に、
参考書に書いてある文法の説明をただ読むだけでは不十分です。
読むだけじゃ、書けるようにはなりません。
まずは、例文をたくさん覚えて、
そうすれば、自分の頭の引き出しの中に、本番で使える持ち玉(知ってる英文)をいっぱいストックすることができます。
持ち玉をいっぱいもっていれば、その分どんな問題でも対応しやすくなります。
なので、まずは必ず例文を覚えてください。
自由英作文は、減点されないことが重要
次に、自由英作文についてお話します。
自由英作文で1番重要なのは、
自由英作文を解くとき、ほとんどの生徒が致命的な勘違いをしています。
ほぼ全員が、「自分がいいたいこと」や「自分自身が経験した本当の内容」を書こうとするんですね。
これ、めちゃめちゃ損してるんですよ。
ハッキリいって、作文の採点者は、入試英語の作文で、内容の面白さとか信憑性なんてまったく見ていません。
見ているポイントは、
・正しい英文になっているか
・流れはおかしくないか
これだけです。
内容が面白いか、嘘ついてるかどうかなんて、どうでもいいんです。
ほとんどの英作文は、採点が
あらかじめ持ち点が決まっていて、ミスがあるたびに減点されていくスタイルです。
これはどういうことか。
嘘をついてでも、作り話でも、ミスのない平易な文章さえ書ければ、減点されずに満点が取れるのです。
つまり、英文が
(もちろん内容がスッカスカだったり、話の流れがおかしければ別ですが)
くそ真面目に自分の「本当のコト」を頑張って書こうとして、スペルミスとかするのが、1番損なんです。
それだったら、絶対に間違えないような簡単な単語を使った文に書き換えるべき。
なるべく、ミスしない文章を心がけるのが重要というわけです。
お決まりのフレーズを作れ!
自由英作文、もう少し踏み込んでいきましょう。
「自由」ってことは、基本的に何を書いてもOKなわけですよね。
ってことは逆に考えると、勝手に「テンプレート」を用意しておくこともできるわけです。
要は、どんなテーマにでも使えるような
たとえば、
何かの理由を述べるときは「That’s because ~」で始める
最後にまとめるときは「That’s why ~」を使う
こんな感じで、便利なフレーズをいくつも用意しておきましょう。
自由英作文の問題では、たまにすごく書きづらい内容が出ることもあります。
そんなときは、その場で必死に頭振り絞って知恵を出すより
それに、「意見述べる系」の作文、ありますよね。(○○についてアナタなりの意見を述べよ、みたいな問題)
知ってる人もいるかもですが、実は意見の書き方って、ルールが決まってるんですよ。
①最初に立場を示す→②理由を言う→③具体例を出す→(④理由その2があれば言う)→⑤まとめる
意見系は、こういう流れで書くべきなんです。
そしてこれも同じように、便利フレーズを用意しておくと楽に書けます。
たとえば、
① I think ~ / To my mind, ~
私はこう思います、私の意見では、② That’s because ~ / First, ~
その理由は、第一に、③ For example, ~
例えば、④ Also, ~ / Secondly, ~
また、第2に、⑤ That’s why ~ / So ~
これがその理由です、したがって
こんな感じですかね。
ぶっつけ本番で、その場で内容をゼロから考えるよりも、こういう風に
ぜひ、あなたなりの「便利フレーズ」を用意してください!