長文問題は、読まなくても解ける。
こんな話、聞いたことありませんか?長文の技術を調べると、必ず目にするフレーズです。
とはいえ、
「いや、読まずに解けるわけねえだろ」
「天才にしか出来ない技」
なんて思っている人も多いでしょう(実際どう思っているかは分かりませんがw)
というわけで。
今回は「長文読まなくても解ける」論争を、解決したいと思います。
ちなみに結論から先に言うと、
読まなくても解ける問題は多い?
ひとことで「長文問題」といっても、
・本文の内容を問う問題
・穴埋め問題
・適切な単語を選ぶ問題
・並び替え問題
・作文の問題
などなど、色んなタイプの問題がありますよね。これら全てあわせて「長文問題」なわけです。
これらのうち、“全文”を読まなきゃ解けない問題って、どのくらいありますか?
「並び替え」とかは、本文の内容関係ないですよね。読まなくても解けますよね。
「単語を選ぶ問題」も、前後の流れさえ分かっていれば解けますよね。問題になっている所の前後だけ読めば、適切なもの選べますよね。
このように、長文問題とはいいつつも中には
あくまで目的は「解く」こと
変な話、
なるべく読む量を減らし、必要最低限のところだけ読んで解けるのが一番良いですよね。
あくまでゴールは「問題を解くこと」です。
最終目的は「読む」ことではありません。
長文は「読む」のではなく「探す」
実際に問題を解くときに、長文を「読む」という考えは捨てましょう。
長文問題は、問われている事を本文の中から
当たり前ですが、長文の問題の多くは「本文のどこかに書かれている内容」を問うているわけです。
となると、問題を解くうえでは、「本文を全部正しく訳す」なんかよりも「本文の中の、どこに答えが隠れているのか探す」方がよっぽど重要なわけです。
もちろん、英文を正しく読む練習は必要です。そもそも英文を読むスキルがなければ、答えを探すことはおろか、問題文の選択肢を正確に訳すことさえも出来ません。
ですが最終的な目標は「解く=本文の中から正解を探す」ことです。このことは絶対に忘れないようにしましょう。
まず最初に「問題文」を見よう
「英語長文の試験、はじめ。」カリカリカリ…
まず最初に、何しますか?
もしかしてですが、いきなり長文から読んでる人、いませんか?
先程も言いましたが、重要なのはあくまで「問題を解く」こと。「解く」ために本文から必要なとこを探すことです。
ってことは、そもそも解く
「長文読まないと解けないよ~」なんて言う人ほど、最も重要な「問題文」を確認してなかったりします。
「問題文確認しないと、解けるワケないよ~」
とはいえまずは「読む練習」から
いかがでしたか?
あ、凄く当たり前なことを言いますが、そもそも英文を正しく読めない人は、「探す」練習をしたところで点数は稼げませんよ。
長文問題を解こうとする前に、まずは基本的な単語を覚えることや、「精読」の練習をしてください。(精読=じっくり正しく読むこと)
精読と一緒に、「段落ごとの要約」の練習もしてください。
長文問題の内容合致では、必ずといっていいほど「この段落で言っていることは?」みたいな問題があります。つまり「段落を要約せよ」って話です。
- 読むな。探せ。
- 本文内容と全く関係ない問題もある
- とはいえ「精読」と「要約」は必要
つまりまとめると、
長文問題は、全部読まなくても解ける。
でもそれはそもそも”正しく読める人”にしか出来ないので、読む練習は必要です。
頑張ってくださいね~(笑)