「英単語の暗記」は、ほぼすべての受験生が通る道。
学校の先生、塾、友達や先輩など、皆いろいろ工夫してきたみたいで、世にはいろーーんな暗記法が編み出されています。ググってもめちゃめちゃ出てきますね。
そのせいなのか、間違った暗記法をしている人がめっちゃ多い。
というわけで今回は、
いきなり「書く」のは間違い。
単語の覚え方の中でも、最も悪い例を発表します。
「何回も書いて覚える」
これ、1番ダメです。
学校の先生とかも「覚えられないなら、100回書いて体で覚えろ」みたいなこと言いますが、マジでよくない。
根性論や間違った方法はもう終わりにして、
さあ、赤ちゃんになろう。
はい。
何言ってんだこいつ、って思った人がほとんどだと思います。
でも落ち着いて。ふざけてなんかないですよ。
まあひとことで言えば、
みなさん、初めて日本語を覚えたときのことを思い出してください。(記憶はないと思いますがw)
どうやって言葉覚えました?
誰しもが、ママ(パパ)の言葉を聞いて、それをマネして覚えたのではないでしょうか。
「ママ」「ママ」って何度も聞いてるうちに、「あ、この人はママなんだ」って認識したはずです。
いきなりペンを手に取り、「ママ」「ママ」「ママ」みたいに書きまくってた人、いますか?笑
ありえないですよね。
言語は「音」から覚える。赤ちゃんと一緒。
大切なことは、赤ちゃんが教えてくれました。言語の覚え方は、いたって単純です。
言語を体で習得したいなら、
音と意味だけでOK
この話をすると大抵、
「スペルが覚えられないのでは?」
「書く方が覚えられる」
といった反論がでてきます。
まあ本当は「黙れ」のひとことで済ませたいのですが(笑)、今回は丁寧に反論に答えていきたいと思いますね。
スペルは後でいい
まずは「スペル」の話。書いて覚えないと、綴り覚えられないだろってことですよね。
まあ言いたいことは分かるんですが、結論からいうとスペルは一旦気にしないでいいんです。
とりあえず
単語をみて発音できる
意味が分かる
これだけ目指せば十分です。
というのも、色んな単語を発音しまくってれば、そのうち発音聞いただけで何となく書けるようになるからです。
スペルの規則ってあるじゃないですか。最後「アー」って伸ばしてたらerかな、とか、「ック」だったらckかな、とか。
ひたすら発音してれば、だいたい書けるようになります。
「書いた方が覚えられる」は正しい?
実は「書くと覚えやすい」は科学的にも証明されています。
暗記系は、体の様々な箇所(五感)を使った方がよく覚えられます。そして特に、手や口を使うのが脳にとってはより覚えやすいそう。
つまり、書くこと自体は何も悪いことではないんです。
僕がいいたいのは、
極端な例ですが、「100回書く」くらいなら「発音と和訳を99回言うのを繰り返して、1回書く」方がはるかにスピード速い。あとたぶんそっちの方が覚えられる。
それに単語の覚え方は、リスニングや長文読解にも響いてきます。
「音」から単語の意味がすぐに思い出せないと、リスニングや長文で使えません。
「長文は関係ないのでは?」と思うでしょ。でもそんなことないんすよ。
長文の速読ではCD(音声)を使った練習が必須。というのも、速読では最終的に
書くだけの暗記法だと、この練習始めたときに対応できないですよね?
だから
- まずは「音」で覚えよう
- 意味だけ分かればOK
- 赤ちゃんになろう
That’s all, baby.