将来役に立つのは?
仕事に役立つかどうかで考えれば、圧倒的に「理系」の勝ちです。
圧倒的に「理系」が役に立つ
理系の学生は皆、4年生になると「研究室」に配属されます。
そこでは教授や大学院生と一緒に、専門的な内容を研究します。
さすがに1年間では身に付きませんが、大学院にも行って真面目に研究すれば、それなりに専門的な技術を身につけることができます。
私たちの身の回りの商品は、必ずといっていいほど「理系の技術」が応用されています。
車には「物理」、化粧品なら「化学」、食品なら「生物」など、理系の知識なしで商品を作ることは不可能です。
つまり、理系の専門的な技術は「商品をつくる能力」です。もちろん会社も欲しがります。
つまり理系は、その技術を活かしてそのまま就職することができるんです。(もちろん全く別の道に進むのもアリですが)
文系は仕事に直結しない
対して、文系の学部で学んだことは、仕事に直結しません。
3~4年で「ゼミ」に入ることになりますが、めちゃめちゃ専門的なことをやるわけではありません。
そのまま院に行って研究室に入ったとしても、役に立つことはまれです。
理系の研究は「テクノロジー」です。商品を作るうえで必要な技術です。
しかし文系で扱うのは「経済」や「心理」など、商品にはならないモノだらけ。
商品にならない能力を、会社は欲しがりません。
つまり文系では、仕事に直結する能力は身に付かないということになります。
大学生活が楽しいのは?
理系は忙しい、研究だらけの日々
上でも述べた通り、理系の大学では4年次に「研究室」に入ります。
研究室には教授や大学院生もいて、マジな研究をするので相当忙しくなります。
つまり理系は、役に立つ研究をする分めちゃめちゃ忙しいということになります。(中には「ブラック研究室」と呼ばれるところも…)
3年まではそこまで忙しいワケではないですが、勉強量が多いので文系よりは圧倒的に忙しくなります。
文系はラク
対して文系は勉強量が多くないので、より多くの自由な時間がつくれます。
まあそれだけ「役に立たない」というワケでもあるんですが、何か他にやりたいことがある人には良いことです。
良くも悪くも「自由」です。サークルを楽しんでもいいし、バイトに励んでもいいし、新しいことをやってもいい。
大学生活をエンジョイしやすいのは文系かもしれませんね。
暇な大学生を皮肉って「大学生活は、人生の夏休み」と言われることがあるんですが、コレはたぶん文系の話でしょう。笑
学費は?
結論からいうと、文系の方が圧倒的に安いです。
理系はお金がかかる
理系は研究の施設代がかかるため、文系と比べて学費が高い傾向になります。
私立なら、だいたい150万くらいといったところでしょう。
大学院に進めば、さらにお金がかかることになります。
理系は役に立ちますが、結構お金はかかるということになります。
文系は安い
対して文系は、研究費が安くおさまるので圧倒的に安くなります。
もちろん学部にもよりますが、私立文系なら100万以下のところが多いです。
ただ学歴を手に入れたいだけなら、文系の方がコスパは良いということですね。
合格しやすいのは?
理系は「数学」が鬼門
当たり前のことを言いますが、「数学」ができない人に理系はムリでしょう。
数学は小1算数~高3、計12年の積み上げ科目。完成させるのには相当時間がかかります。
もちろんちゃんと復習すれば誰でも出来るようになりますが、時間は相当かかります。1年半はかかります。
「理科」の方は1年間でどうにかなるんですが、「数学」も含めると、理系の受験勉強は「最速で1年半」と考えてください。
すでに高3になってしまって、数学が苦手な人は諦めましょう。
逆に言えば、高1~高2前半の人はまだ間に合いますよ。
文系はバカでも受かる
文系の受験はチョロいです。バカでもいけます。
しかも1年間あれば、私立のほとんどの大学を目指せるレベルに持っていけます(もちろん死ぬ気で努力するのが前提ですが…)
社会は基本暗記。難関大の問題だとしても、ただ知識量が増えるだけ。努力すればバカでも解けるようになります。
英語も所詮「ただの言葉」です。正しい方法でやれば、頭の良さに関わらず誰でも出来るようになります。
唯一難しいのが「現代文」です。難しい文章を読んで、筆者の主張を的確に理解する能力が問われるので、正直バカにはムリです。
ただし、現代文は配点が高くないので、他の科目でカバーできれば全く問題ないんです。
つまり文系は「バカでも受かるチャンスがある」というワケです。
結論
将来を考えれば理系
将来のことを考えれば、圧倒的に「理系」がオススメです。
理系の学生は文系より少ないので、その分「貴重な存在」として扱ってもらえます。
特に女子はほとんどいないので、「理系女子」というだけで圧倒的に有利です。
「学歴がほしいバカ」は文系
ハッキリ言って、文系大学に行く意味はありません。
唯一意味があるとすれば「学歴」でしょうか。
学歴は「就活の切符」です。もちろん就活は高学歴な方が有利です。(あくまで書類選考だけですが)
ただ「学歴が欲しいだけ」なら、文系の有名大学に入るのはアリでしょう。
偏差値の低い高校に通っていて、周囲の奴らを見返してやりたい。いわゆる「ビリギャル」みたいなのを目指す人は、文系の難関大を目指すべきでしょう。(本気になれば、誰にでも可能ですよ)
まあ逆にいえば、無名の文系大学はマジで行く意味なしです。
- 将来役に立つのは「理系」
- バカが一発逆転狙うなら「文系」
- レベル低い文系大学は行く意味なし!
もちろん、どちらを選ぶかは自由です。
いろんな情報を調べたうえで、後悔のないように自分で決めてくださいね。