「英語」の受験を考えている人へ

ほとんどの大学入試は「英語」の配点が高くなります。つまり「英語」が得意な人ほど受験で得をするんです。

この記事の内容
  • 英語は頭を使わない科目?
  • 最も効果の高い”勉強の順番”とは
  • オススメの参考書は?

英語で「頭を使う」必要はない

実は英語って、頭を使わなくていい科目なんです。

だから頭が悪い人でもデキるようになるんです。

「学問」は基本、頭を使うものです。数式を解いたり、政治のしくみを知ったり、どの科目も頭を使いますよね。

しかし英語は「学問」ではありません。ただの「言葉」です。

「言葉」は頭の悪い人でも使うことができます。変な話、赤ちゃんでも身につけられる訳です。

どんなバカでも「言葉」は使える

逆に考えれば、変に頭を使ってしまうと「言葉」の習得は難しくなります。

頭で分かろうとしてもダメで、言葉は体で覚えるしかないんです。

英語は「スポーツ」に似てる?

体で覚えるという意味で、英語は「スポーツ」や「音楽」と似ていると言えます。

例えば、コーチに「ラケットの持ち方はこう」「真ん中に当てると良い」とコツを教わっただけで、急にテニスが上手くなるわけないですよね。

いくら楽譜が読めたとしても、それだけで1曲演奏するのはムリですよね。

スポーツも音楽もどちらも共通して、練習しまくって体で覚えるものです。

「言葉」も同じで、単語や文法を教わるだけじゃダメなんです。習った後にしゃべって使いまくることが言語習得のコツです。

しくみをきちんと理解しなくてもいいんです。「よく分かんないけど、何かこんな感じだよね」くらいが丁度いいんです。

しゃべれ!音読で覚えろ!

いきなり長文はNG!「順番」で結果が変わる

もう1つ、英語の勉強で気を付けるコトがあります。それは勉強する「順番」です。

どんなに頭が良くても「順番」を間違えてしまうと結果は出ません。

悪い例を一つあげると、早く結果を出したいからといって、いきなり長文読解から始めてしまう人がいます。これ完全にNGです。

これは英語の鉄則ですが、英語は「単語→文法→1文→長文」の順番で学ぶべきです。

単語 → 文法 → 1文 → 長文

この順番が最も自然な流れなんです。

だって、赤ちゃんが言葉を覚えるとき、いきなり長文から練習しますか?

そんなことないですよね。「ママ」「パパ」とか、まず「単語」から覚えるはずです。

そして少しずつ言葉のルール・感覚に慣れていき、正確に1文が理解できるようになっていきます。

長い文章を理解できるのは最終段階です。

まず「単語」から

単語も知らない、英語のルール(文法)も知らない人が、1文を正しく訳せるわけがありません。

1つの文をしっかり訳せない人が、長文を読めるわけがありません。

というわけで皆さん、この順番通りにやってみてくださいね!

英語の勉強の進め方

だいたいのイメージがつかめてきたところで、具体的にどんな勉強をするのか紹介していきます。

英語の勉強の進め方
  • Step1. 基本的な英単語
  • Step2. 文法のルール
  • Step3. 英文の読み方
  • Step4. 長文の解き方

Step1. 英単語

Step2以降で困らないために、基本的な単語を最初に覚えてしまいましょう。

あくまで「今後困らない」のが目的なので、ここでは基本的な単語だけ身につければいいんです。

(今は)受験用の単語帳をすべて覚える必要はありません。基本的な単語だけ、だいたいでOKです。

オススメの単語帳はコチラ。

表紙
改訂版キクタンBasic4000
  • Lv.1
  • 高校基礎
  • 英単語

Step2. 文法

ここでいう「文法」とは、あくまで英文の基本ルールです。

「文法」というと、文法・語法の問題がギッシリ詰まった参考書をイメージする人がいますが、それはこの段階でやらない方がいいです。

アレは知識が細かすぎるので、今やるべきではありません。

高2までに学校で習うような、基本的な文法さえ身につけられればOKです。

まずはこのテキストを何度も読んで、文法をしっかり理解しましょう。

表紙
大岩のいちばんはじめ英文法【超基礎文法編】
  • Lv.2
  • 中学~高校
  • 文法
  • 解説

この参考書は、中学レベルの文法から分かりやすく丁寧に解説してくれています。

文法の基礎が理解できたら、このテキストで練習しましょう。

表紙
大学入試英文法ハイパートレーニング (レベル2)
  • Lv.2
  • 高校
  • 文法
  • 演習

もし「中学~高2の間に習った文法は全部カンペキ」という自信がある人がいたら、このStep2は飛ばしても大丈夫です。

Step3. 1文を正確に訳す

文法を身につけたら、次は実際に「英文を訳す」トレーニングに入ります。

「精読」とは、1文を正確に訳すこと。

いきなり長文から始めず、まずは1文を正しく訳す練習をしましょう。

「精読」のやり方を極めるのに一番オススメなのがこのテキスト。

表紙
大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座
  • Lv.3
  • 英文読解
  • 精読

このテキストで、精読のやり方をマスターしましょう。

Step4. 長文

Step3で「正しく読む」能力を身につけたら、次はスピードです。

このステップでは「速読」を身につけます。

「速読」とはその名の通り、速く読むトレーニングです。

「精読」と「速読」、この2つを身につけられれば、英語の基礎はもうカンペキです。

表紙
大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2
  • Lv.3
  • 英文読解
  • 速読

このテキストなら、精読の練習もしつつ、同時に速読力を高めることができます。



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